
ご神徳: 縁結び・良縁成就・夫婦和合
主な伝承: 大国主命は、須佐之男命(すさのおのみこと)の子孫として出雲に生まれ、多くの試練を乗り越えて国土を治めた神です。
八十神たちに迫害されながらも、因幡の白兎を救ったことで知られ、その慈悲と誠実さから「縁を結ぶ神」として人々に敬われました。
のちに国を天孫へ譲る「国譲り」を果たし、天と地の調和をもたらしたと伝えられています。
主な鎮座地:出雲大社(島根県出雲市)/大國魂神社(東京都府中市)
ご神徳: 良縁・夫婦円満・安産
主な伝承: 天孫降臨の際、瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)の妃となった木花咲耶姫命は、やがて身ごもりました。
しかし、「他の神の子ではないか」と不貞を疑われます。
そこで彼女は、「天の血を引く子でなければ無事に生まれることはないでしょう」と告げ、清らかさを証すために産屋に火を放ち、その炎の中で三柱の子を無事に出産したと伝えられています。
炎の中でも命を守り抜いたその姿は、母の強さと潔さの象徴とされ、安産と家庭の守護神として今も信仰を集めています。
主な鎮座地:富士山本宮浅間大社(静岡県富士宮市)/浅間神社(山梨県笛吹市)
ご神徳: 良縁・子授け・安産
主な伝承: 玉依姫命は、神武天皇(かむやまといわれひこのみこと)の母として知られています。
古代の伝承では、神の血を受け継ぐ聖なる母として語られ、子の成長や家族の安寧を見守る神とされています。
その清らかで美しい姿から、古くより「子授け」「安産」「家庭円満」を願う人々に信仰されてきました。
主な鎮座地:下鴨神社(賀茂御祖神社・京都府京都市)/志賀海神社(福岡県福岡市)
ご神徳: 良縁・芸能・開運
主な伝承: 宗像三女神の一柱で、海と航海を守護する神として古くから崇められています。
のちに弁才天(べんざいてん)と習合し、芸能・音楽・財福の神として広く信仰されました。
清らかな水辺に宿る美の神として、芸事に励む人々や女性たちから篤く敬われています。
主な鎮座地:厳島神社(広島県廿日市市)/宗像大社(福岡県宗像市)
ご神徳: 和合・縁結び・仲裁
主な伝承: 主な伝承:伊弉諾尊(いざなぎのみこと)と伊弉冉尊(いざなみのみこと)が黄泉の国で争った際、両神の間に立って仲を取り持ったと伝えられています。
その姿から「人と人の縁をつなぐ神」「心を和ませる神」として知られ、古くから家庭円満や人間関係の調和を願う信仰が広まりました。
主な鎮座地:白山比咩神社(石川県白山市)/白山神社(新潟県新潟市)




